先日、グラクソスミスクライン様のご協力により、当クリニックで帯状疱疹ワクチンに関する勉強会を開催しました。この勉強会では、帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の効果や接種の重要性について詳しく学びました。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘ウイルス(Varicella-zoster virus)によって引き起こされる感染症です。このウイルスは、水痘(Chickenpox)を引き起こすのと同じものであり、一度水痘に感染した後、ウイルスは神経組織に潜伏し、再活性化することがあります。通常、水痘の初感染から数十年後に再活性化し、特定の神経を刺激して痛みや発疹を引き起こします。典型的な症状には、皮膚に沿った赤い発疹や水疱、かゆみ、痛みが含まれます。特に胸部や腹部の一側に症状が現れることが多いため、帯状疱疹と呼ばれます。
帯状疱疹は通常、抗ウイルス薬や疼痛治療などの医療的介入によって管理されます。早めの治療が重要であり、合併症のリスクを最小限に抑えることができます。特に50歳以上の方々では、罹患率が高まるため、予防が重要となります。
グラクソスミスクライン様からのレクチャーでは、帯状疱疹の予防方法についても詳しく説明がありました。予防には以下の方法があります:
シングリックスワクチンは、従来の水痘ワクチンと比較して予防効果が高く、約97%の予防効果があります。当院ではシングリックスの接種を行っており、事前予約制で対応しています。ワクチンの取り寄せには少し時間がかかるため、接種希望日の5日前までにご予約いただくとスムーズです。
接種は自由診療となっており、料金は決して安くはありませんが、帯状疱疹にかかるリスクやその後の合併症を考えると、予防接種の意義は非常に大きいです。特に顔などに症状が出ると、最悪の場合失明のリスクもあるため、早めの予防が推奨されます。
ワクチン接種やその他のお問い合わせは、電話、メール、LINEで受け付けています。帯状疱疹ワクチンについて不明点がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。
以上が帯状疱疹ワクチンの勉強会についての報告です。皆様の健康維持にお役立ていただければ幸いです。お問い合わせをお待ちしております。
参考URL:帯状疱疹ワクチンの勉強会を開催いただきました